サムライジャック51話でぶん回していたアレ

サムライジャック51話で敵の部族が振り回していた武器が何物なのか気になったので調べてみたー。


↑コレ
まず頭に浮かんだのはTRPGのトンネルズ&トロールズのルールブックに載っていたテルビーチェ(テブテジュ:こちらのページ最下段を参照)という武器。刀身のギザギザ具合が似ているこた似ているのですが、ジャックに登場した方は金属製なのに対しテルビーチェは木製、おまけにアフリカと太平洋の島国では明らかに舞台が違いすぎるので、改めてアフリカの刀剣について検索してみることにしました。
そこで見つけたのがこの短剣。

こちらのサイトからイメージ拝借
これはコンゴ民主共和国のバクフ族、クバ族が用いたイクール(Ikul)という短剣だそうで。柄頭がリング状になっていない、大きさが30cm程度と異なる部分はありますが、特徴的な木の葉型の刀身を見るにこれがモデルになった可能性が高いです。といいますかジャックったらそんなとこまで修行に行ってたんですね。酋長に顔が利くジャックの父上もある意味すごい。
ついでではありますがWikipediaによるとコンゴに17世紀頃まで存在したコンゴ王国は奴隷貿易の中心地だったとか。だとすると作中の敵対部族が棒術の師匠を殺さずに生け捕りにしたのも合点がいきます。