佐世保の事件の色々

・「すべての11歳は犯罪者予備軍である」(社会派くんがゆく! RETURNS
・「本質を捉えられないマスコミ、それに踊らされるネットの厨房」(歯車党日記
・「アニメ監督今敏氏の掲示板での発言」(KON'STONE

歯車党日記の「社会的な立場もなければ気にするような世間体もない」というのは、すごい的を射た表現ですな。結局、発言上のトラブルが原因で小学生が小学生を殺した、感情に訴えやすい事件ということですな。ちょっとした事で殺意を覚えるなんてのは大人でもあります。理性の緩い子供だったら一線を越えるくらい簡単でしょう。犯行の手口が衝撃的ではありましたが、昔から発生している少年犯罪の一つに過ぎないと思います。
マスコミはお決まりのバーチャルとかゲーム感覚とかカビの生えたフレーズを使って煽りまくるわけですが、要はインターネット+女子+殺人+被害者の父親が報道関係者という、非常に美味しい要素が詰まった事件だからなのでしょうね。加害者の落書きを心理分析とかしてますが、正直調子に乗りすぎているとしか思えません。なんか個人情報がボロボロと出てきているようですが、大丈夫なんでしょうか。


個人的な考えとしては、子供をインターネットに安易に触れさせてはいけないという点は激しく同意です。インターネットは飽くなき欲求を満たし続ける、依存性の高い娯楽です。判断能力に欠ける人間にそんな娯楽に触れさせてはいけません。もし触れさせるとしても、責任者の管理と監視の下に扱わせるべきでしょう。実際の所、それができる親というのは非常に少ないと思いますが、できなきゃできないでモデムを引っこ抜いて持ち歩くくらいの事はした方がいいと思います。


あと関連でネット利用する小6〜中1女子というのがどういうものか興味があったのですが、「ぱど厨」(新・サイコドクターあばれ旅より)という言葉を知りましてて驚愕といいますか想像が付かなかったと言いますか、正直胃が痛くなりました。自分が短大で始めてインターネットに触れた時は、ページの見かたからホームページ作成まで一年かけてみっちり授業をやったもんですがね。敷居が低すぎると言うのも考え物です。