どろろ(PS2)

兄が買ってきてプレイしているのをぼーっと眺めてみた。内容は一応原作に沿って展開、作りこみはいささか甘め。遊んだ事がある人であれば分かるかと思いますが、PSのゲーム「銃夢 火星の記憶」に似た感じです。仕込み刀と普通の刀の使い分けの差が良くわからなかったんですが、普通の刀は単純に状態異常を防ぐ手段と考えて良さそうです。上腕火砲はガードをしない雑魚相手に(特に動く藪に有効)、忍ビ怒雷は効果範囲が意外に狭いのでボス相手に使用するのが主な使い道になりそう。ズビズバ連続斬りタイムのスライスモードは囲まれている状態で当てると他の敵からは隙だらけなので、最後の一匹やジャンプ攻撃で蹴散らした後に倒れた相手に使うと隙無くスライスできます。たまーに○ボタンだけ、×ボタンだけの入力になるので、その時はアイテムを稼ぐチャンスです。
残念な点としては妖怪や魔神の造形はかなり良く出来ているんですが、全体的にマップが広くて移動するのが面倒くさかったり、イベント発生や魔神を倒して体の部位を取り戻す際の演出が唐突だったりと、テンポの悪さが印象を損ねている部分があります。それとキャラの性格がかなり違和感有り。自分はマンガ版しか読んだ事がないのですが、「どろろアッパー!」と叫んで妖怪を撲殺するどろろや「平和のために頑張らねば!」と意気込む醍醐景光は衝撃的ですらあります。熱烈な手塚ファンにはあまりお勧めできないかもしれません。