スカパーVS4th MEDIA

うちにはスカパーが引けません。何故かというと電波を受信するのに必要な南南西のお空がこんな状態だから。この時はこれが原因で自宅にスカパーを引く事を諦め、実家の方に突貫工事で導入せざるを得ませんでしたが、Bフレッツ開通のおかげで他の手段を講じる事が可能となりました。
今回、開通を目指しているのは「4th MEDIA」というBIGLOBEぷらら、hi-ho、@niftyが提供しているブロードバンド映像配信サービスです。4Mbps程度のレートが出ていれば日陰だろうが台風の真っ最中だろうが地面の底だろうが、どこでも「ジェニーはティーン☆ロボット」が見れるという優れモノです。ただし導入までの経緯がちょっとどころでなく面倒だったりするんですわ。

まずBフレッツを敷設するまでが長い。うちの場合、4月の頭にNTTへ電話してマンションの工事が終わったのが8月中旬、そこから他プロバイダ契約やら宅内工事日の都合やらで開通日がずれ込み、ようやく終わりました。ファミリータイプとは違って時間が掛かる事は覚悟してましたがここまでとは。途中で放置されてんのかと思った。

で、回線が整ってからサービスに申し込むわけですが、4th MEDIAはFLET'S.Netを契約しないと視聴できないのでまずコレを契約。次にFLET'S.NetはIPv6を使用したサービスなのでIPv6に対応した機器を用意する必要があります。
4th MEDIAを視聴するSTB(セットアップボックス)とパソコンを同時に使用するにはルータもしくはHUBが必要です。現在の所IPv6に正式に対応しているルータはこんなところで、他にもCOREGAからIPv6対応の機器が出ている模様。8万とかする企業向け機器はまず無理、18,000円くらいする個人用機器もできれば買わずに済ませたい、という事で色々方法探してみたところ、IPv6非対応の機器でも場合によってはルータバイパス方式という接続方法でなんとかなるみたいです。LANとWANを接続するのはどうやらクロスケーブルらしいんですが、この図だとLANケーブルとだけしか描いてませんね。図の通りにストレートケーブルで繋げてみたら全然接続できませんでした。しかもこれ、ルータで接続するのかWindowsXPの広帯域接続機能で接続するのかよく分からない。もし後者だとすれば単なるHUBとして機能するだけなのでセキュリティが不安です。スイッチングHUBを使用するという手もありますが、途中にIPv6未対応のルータを噛ませるとそこから先に繋いだPCではFLET'S.Netの機能が使えないような気がします。結局の所、あれこれ悩まずにIPv6対応ルータを買えってことなんでしょうか。

ここまでやって、CS本家であるスカパーと比較。

  • 初期費用
    スカパー:2,940円
    4th MEDIA:5,229円
  • 工事費
    スカパー:10,500円(標準)
    4th MEDIA:10,000円(Bフレッツマンションタイプ・VDSL方式)
  • 月額料金
    スカパー:410円+5,985円(ベーシックパックALL)
    4th MEDIA:2,415円(レギュラー)+315円(FLET'S.Net利用料金)+Bフレッツ利用料3,300円
  • 視聴用機器の価格
    スカパー:12,000円〜(チューナー+アンテナ)
    4th MEDIA:18,690円(STB
  • チャンネル数
    スカパー:300くらい
    4th MEDIA:40チャンネル+ビデオ
  • 画質
    スカパー:良い
    4th MEDIA:回線速度によってまちまち
  • 開通まで掛かる時間
    スカパー:長くて一ヶ月くらい 4th MEDIA:うちの場合6ヶ月
  • 初期費用合計
    スカパー:25,000円〜
    4th MEDIA:33,919円
  • 月額費用合計
    スカパー:6,395円
    4th MEDIA:6,030円

よし分かった、OK、俺の負けでいいorz。
もしIPv6対応ルータを購入する場合は、初期費用に10,000円〜80,000円くらい上乗せしちゃって下さい。キャンペーン期間で初期費用が無料でないと全然やってられませんわコレ(;´Д`)。とりあえず実際に使用してみないと分からない所はありますが、ADSLに不満がなくて南南西の空にお日様が見れる場所に住んでいる人は、普通にスカパーを契約した方が絶対に得です。