ファンキーヘッドボクサーズ(95年 セガ)

実写取り込みというか実写の顔をテクスチャーとして貼り付けた、いわば次世代の実写取り込み格闘。内容としては四角い頭のボクサーが、巨大腕パンチやグルグルパンチなどのマンガ必殺技で激しく変形するゲーム。食指をそそられなかったので未プレイですが、四角い頭がへこんだり捻じれたりするのは楽しそうでした。後の97年にサターン版が登場、吉本興業とタイアップしています。


全部で11作とは意外ッ!他にも実写取り込みのゲームと言えばリーサルエンフォーサーズやプリルラ、ゆうゆのクイズでGO!GO!等がありますが、格闘じゃないので今回は却下します。
とりあえず挙げてみて分かったのですが、92年〜95年と非常に短い間にブームが発生し、急激に廃れてしまったようです。実写取り込みは一見リアルに見えますが、モーションパターン作成が大変なこと、モーションの都合上格闘ゲームには不向きなこと、背景とどうしても浮いてしまう事など、欠点も多くありました。94年のサターン、プレイステーションの発売以降、ポリゴンでの表現が発達していくにつれ、実写取り込みは次第に消えていってしまいました。
PS、SS発売初期にも「悟空伝説」「バトルモンスターズ」「ツインゴッデス」など何点か実写取り込み格闘のタイトルが見られましたが、さすがに近年は見掛けなくなりました。しかし2002年に発売されたPC用ゲーム「ビキニカラテ」など、強烈な伏兵も潜んでいるようなので油断は禁物です。