車輪戦艦でGO！

先日放送されたジャスティスリーグの「歪められた過去」に登場したコレ。

前進後退、360度ターンもこなすスグレモノ

見た目でっかいタイヤに大砲がくっついたタイヤ戦艦であります。以前遊んだ事のあるコナミのエアフォースデルタにも同様の兵器が登場してました。

こんなの。

元ネタはモトラッドかそれともビッグローリーか？このインパクト強い戦艦の起源を調べてみたら意外に古いものでした。1918年のElectorical Experimenter誌の表紙を飾ったGyro Electric Destroyerが一番最初のタイヤ戦艦っぽいです。1918年というと第一次世界大戦末期、まだ戦車は塹壕に落ちたりエンジンが非力だったりと頼りにならない時代です。きっと考えた人は「超でっかいタイヤみたいな戦車作ったら塹壕に落ちなくね？鉄条網なんて踏み潰せね？」とか思った事でしょう。坂道の事とか全然考えてなさそうです。

こういったタイヤ型乗り物は正確にはMonowheelという乗り物だそうで。詳しくまとめてあるサイト→Motorwheels monowheelsによるとその歴史は結構古く、19世紀終頃から考案されてきたようです。その見た目のインパクトから一部の愛好家によって今でも作られているようですが、なぜ普及しなかったというとまぁ急ブレーキ掛けたら怖そうだとか、タイヤ一個しかないのにでかいとか、目の前にタイヤがあって邪魔とか…つまりは車輪が二つある乗り物には勝てないっつーことでしょうか。しかしちょっと乗ってみたい代物ではあります。